腎・泌尿器科 Urology

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腎・泌尿器科診療について

排尿に関する症状 (男性)

尿が出にくい、切れが悪い、尿の回数が多い(頻尿)、夜間頻尿、残尿感、尿もれ、急に尿をしたくなる、トイレに間に合わない など
 上記のような排尿に関する何らかの症状を持つ方が、数多く受診されます。その中で、以前は、年を取ったから仕方がない、尿もれは恥ずかしいこと、などと考えられていたことが、実際には何らかの原因があり、治療できる可能性があることもわかってきています。

前立腺肥大症、過活動膀胱、下部尿路症状、神経因性膀胱、多飲多尿など

【 検査・診断方法 】
排尿状態に関するアンケート式問診、尿検査、尿流測定(特殊なトイレで排尿していただき、その状態を測定する)、残尿測定(超音波を腹部に当てて計測)など
【 治療 】
それぞれの疾患に応じた最適の治療を選択します。その中には、行動療法と呼ばれる日常生活での工夫や運動療法、薬物治療などが含まれます。
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排尿に関する症状 (女性)

尿もれ、急に尿をしたくなる、トイレに間に合わない、頻尿、夜間頻尿 など
女性の排尿に関する多くの症状に対する診療を行います。木曜日の午前中は、女性スタッフ(女医)による女性のための、排尿に関する診療を行っています。尿がもれる(尿失禁)、尿の回数が多い(頻尿)、トイレに間に合わない(尿意切迫)などが、主な症状になります。これら症状に気付いていながら、恥ずかしいなどの理由で、受診することなく悩まれている方が多いこともわかってきています。男性と女性では、このような症状が起きる原因が異なることも多くあります。

過活動膀胱、腹圧性尿失禁、神経因性膀胱など

【 検査・診断方法 】
排尿状態に関するアンケート式問診、尿検査、尿流測定(特殊なトイレで排尿していただき、その状態を測定する)、残尿測定(超音波を腹部に当てて計測)など
【 治療 】
それぞれの疾患に応じた最適の治療を選択します。その中には、行動療法と呼ばれる日常生活での工夫や運動療法、薬物治療などが含まれます。
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がん診療

近年増加傾向にある、前立腺がん、腎細胞がん、膀胱がん、を始めとした泌尿器科がんの診療も行っています。がん診療の基本は、早期発見、早期治療ではありますが、近年では、治療を急がなくてもよいがんがあることも、認識されてきています。そのため、これら判断が治療選択において非常に重要になります。治療法も、低侵襲、機能温存治療が選ばれることが多く、これらの適正な選択が重要です。

前立腺がん・PSA検診

前立腺健診は、血液検査による前立腺特異抗原(PSA)の測定から始められるのが一般的です。正常値は4.0ng/ml 未満とされていますが、これは目安としての値であり、正常値未満でがんが診断されることもある一方で、正常値を大きく上回っていてもがんが見つからないこともあります。ただし、PSA値が高くなれば高くなるほど、前立腺癌の発見率が上昇するのも確かです。PSA上昇は、癌以外の原因も多くあるため、いろんな要素を考慮しながら診断を進めていく必要があります。
 最終的な前立腺がんの確定診断には、前立腺の組織を直接針で刺して採取して、顕微鏡的に病理診断する、いわゆる針生検が必要になります。そのため、針で組織を採取することによる、出血、感染などの不利益を最小限にする必要があり、もちろん生検が不要な方の選別は非常に重要です。前立腺がんの危険因子としての家族歴、年齢、健康状態など多くのことを考慮する必要があります。また、エコー所見やMRI所見が有用なこともあります。これらの要素を総括して、生検の必要性を決めていきます。

前立腺がんの治療法:治療の必要がないがんもあります

【 PSA監視療法(無治療経過観察) 】
ある種の前立腺癌は治療の必要がなく、PSAの変動などにより経過を観察するだけでよいことがわかってきています。PSA値、がん組織の悪性度、予想されるがんの進展度などを評価しながら、注意深く経過を診ていきます。経過観察中に、積極的治療が必要と判断された場合には、個々の方々に見合った治療法につき、相談していくことになります。
【 根治手術 】
低侵襲手術といわれる腹腔鏡手術やロボット支援手術が広く行われるようになってきています。当院では、腹腔鏡手術やロボット支援手術の担当医による手術相談も行っております。
【 放射線治療 】
前立腺がんの放射線治療にも多くの種類があります。微小な放射性物質を前立腺の組織内に埋め込む組織内照射(密封小線源放射線治療)、強度変調放射線治療 (IMRT)、三次元原体照射などがあり、それぞれに特徴があります。それぞれの病気の状態、患者様の状態・希望などを考慮しながら治療法を選択していただくように相談します。
【 内分泌治療・抗がん剤治療 】
前立腺がんは男性ホルモン(アンドロゲン)を抑制することで治療ができます。以前は両側の精巣を摘除する手術が一般的でしたが、現在は注射剤や内服薬で同等の効果が得られるようになっています。一般には、上記の手術や放射線治療で根治することが困難な病状の方に適応されます。近年、内分泌療法に使用される薬剤の開発は目覚ましく、多くの新薬が使用できるようになってきています。以前は効果がないとされた前立腺がんに対する抗がん剤も数多く開発され、非常に有効な効果が得られるようになってきています。
このように、近年前立腺がんの治療法には、非常に多くの選択肢があります。それぞれの患者様の状態により、適した治療法が異なります。個別の状況による、最適な治療法を相談して決めていくことをお勧めします。

腎細胞癌

腎がんも増加傾向にありますが、その多くは健診などでの腹部エコー検査で、偶然発見されます。血尿などの症状を認めることが少ないため、定期的なエコーなどによる検診をお勧めします。当院でも、腎エコーでの検診や、定期検査が可能です。腎がんの治療の原則は、手術による摘除術になります。そのため、早期発見、早期治療が原則になります。手術は、小さい腫瘍であれば、腹腔鏡による腎部分切除が可能ですが、大きさや位置により異なります。腫瘍の状況によっては腎摘除術になりますが、一般に腎は左右2個ありますので、健常な片側の腎が残れば日常生活には問題ありません。近年、腎細胞がんの薬物治療は目覚ましく変化し、数多くの分子標的治療薬が登場し、非常に良好な成績がみられるようになってきています。また、低侵襲のラジオ波による治療や、無治療経過観察などの選択もみられるようになってきています。腎がんの治療においても、それぞれの状態に合った最適な治療の選択が重要です。

膀胱がん・尿路上皮がん

膀胱がんは、尿検査による顕微鏡的血尿や、痛みなどの症状を伴わない肉眼的にわかる血尿などで見つかることの多い病気です。膀胱がんの診断には、尿検査や尿の中の細胞の検査、膀胱鏡検査、CT、MRIなどを行います。当院でも膀胱鏡検査をはじめ、診断に必要な検査が進めていけます。腫瘍の性質(悪性度)や、大きさ、数、深さ(浸潤度)など、いろいろな状態で見つかることがあり、それぞれの状態・で治療法は変わります。膀胱には排尿に必要な筋肉がありますが、その筋肉に腫瘍が達しているか否か(浸潤癌か非浸潤癌か)で大きく治療法が変わります。筋肉に達していない表面の浅い腫瘍であれば、内視鏡手術で摘除してしまうことができます。ただし、再発を繰り返すことが多いのも確かです。そのため定期的な診察が、術後の経過観察の中で非常に大切です。再発の予防や、上皮の中にとどまった癌(上皮内がん)の治療には、結核のワクチンのBCGを膀胱の中に注入する治療もあり、非常に有用です。膀胱の筋肉に達したがんには、膀胱の全摘除術、放射線照射、抗がん剤治療などを要することもあります。膀胱がんの治療においても、それぞれの状態に合った最適な治療の選択が重要です。

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感染症や性感染症

膀胱炎

排尿痛、残尿感、頻尿、尿混濁などが、よくある初発症状です。大腸菌などの細菌感染により起こることが多く、抗菌薬の投与で速やかに治癒します。しかし最近では、抗菌薬の効きにくい細菌が増加傾向にあり、どのような細菌が原因になっているかを確認する細菌培養検査も重要になってきています。一般に、細菌感染による急性単純性膀胱炎は、慢性化することはありません。膀胱炎を繰り返すような場合は、結石などの尿路異常を伴う場合もあり、必要に応じて精査を要することがあります。

腎盂腎炎

膀胱炎だけでは発熱は通常見られず、膀胱炎症状と高熱が同時に起きるような場合は、腎盂腎炎などを合併している可能性があります。腎盂腎炎では、腎臓のある場所、すなわち左右腰背部に痛みを伴うこともあります。このような場合は、重症化をきたす危険もありますので早期の点滴による治療を要することも多くあります。

前立腺炎

細菌感染による急性前立腺炎では、高熱、悪寒戦慄、排尿障害などをきたすことの多い重症感染症です。適切な抗菌剤による治療が重要です。一方で、慢性前立腺炎あるいは慢性骨盤疼痛症候群(CP/CPPS)といわれる、慢性的な会陰部の不快感を有する病態も見られます。この場合は、細菌感染症とは異なった治療法が必要になります。

尿道炎

男性の性行為による感染症の、クラミジア性尿道炎や、淋菌性尿道炎があります。それぞれ発症様式、症状の違いがあり、それぞれに適した薬剤の投与が必要となります。特に淋菌においては、薬剤耐性菌も増加傾向にあり、難治症例も見られるため注意を要します。

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尿路結石(腎結石、尿管結石)

突然の腰背部や下腹部の疝痛発作で発症することの多い病気です。これは、腎臓で形成された結石が、尿管という腎臓から膀胱につながる細い管に流れて下降した時に起こります。小さな結石の多くは、尿とともに膀胱から排泄されます。そのため、排泄の可能性が高い結石に対しては、投薬などの疼痛管理で、排石を待つ治療が可能になります。その際に問題になるのは、疼痛管理と、腎臓の働きに問題を起こさないよう管理することです。これは、超音波検査などで経過を見ていくことで可能になります。一方で、疼痛発作を繰り返す場合や、尿の流出が妨げられ、腎臓に尿が貯留する水腎症の状態になるような場合は、早期の衝撃波結石破砕(ESWL) や内視鏡的レーザー砕石術の適応になります。その際は、関連施設を含め、速やかにご紹介させていただきます。
尿路結石は非常に再発率の高い疾患で、気にしていなければ生涯のうちに60%以上の方に再発が起きるとされています。再発予防の原則は、飲水量=尿量を増やして、尿を薄くすることです。また、尿路結石にはカルシウム結石や尿酸結石などの異なる成分を有し、中には投薬などで予防が可能なものもあります。結石の成分分析をすることなどで、これらの治療法が確認できることがあります。

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勃起不全(ED)

EDは、多くの要因で起こり得る病態です。精神的な要因から発症することも多いのが実際ですが、一方で血管の加齢性の変化、たとえば動脈硬化の初期段階を表す症状とも言われています。ぞれぞれの患者様に合った治療法を選択していきます。ED治療薬の選択肢も広がっており、それぞれの状況にあった使用法が選択できるようになってきています。

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